3倍速論証読み込み講座

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新司法試験論文過去問分析(刑事系)

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新司法試験論文過去問分析(刑事系)
※明日完成予定です
→すいません。もう少しかかります。

※追記
この記事を、LEC講師の工藤先生のブログに紹介していただきました。
ありがとうございます。

なお、他科目の分析については、「カテゴリ」の「論文勉強法」に収録しております。
分析を読む際の注意点については、こちらをご覧下さい。

以下、本編。

第1、刑法

1、出題論点分析

ピクチャ 6
※旧試との関連性を追記しました。
旧試からめっちゃ出てるよ~♫


2、配点分析
1、総論
・論点ごとの配点ではなく、行為ごとの配点のようなおおざっぱな配点がなされている。特に、学説や事実評価による結論の差異が、後に出現する論点を変える問題では顕著である。
・ただし、考査委員のシナリオがあり、それに乗るか否かでは点数が大きく異なる。これは、妥当な結論(と考査委員が考える)をとると現れる論点を積み重ねるからである。

2、各論
(1)重要ポイント
・一番大事なことは、出題趣旨を見抜き、それに乗ることである。そのフレームを捉えることができれば、沈むことはない。また、知識の正確性も重視されており(というよりも前提)、趣旨規範本レベルの知識は抑えておく必要がある。
 →KFSを見抜くこと!問題ごとに、この事実の処理能力を問いたい、この法的問題の理解を問いたいなど、考査委員が考えたテーマがある(約2~3個)。これを外さないことが重要!
・次に、法律論において理解を示すことである。09、10のような複雑型では特に顕著で、基本的な理解を示せれば、それだけで高得点となる。
 メイン犯罪については、構成要件要素の全てについて、文言→定義(→規範)→あてはめというプロセスをたどるべきである。その中でメイン論点については、基本(本質)から簡潔に論証することが求められている。
・また、事実についての配点も高い。特に、事実重視型(06,07)の問題では、重要な事実に対して適切な評価ができているかが点数を大きく分ける。また、事実をたくさん拾った方が点数はのびそうである。中位答案から上位答案へ飛躍するには事実評価がポイントになるだろう。

(2)加点(上位になる要素)
 罪数、細かい論点や犯罪についても点数がふってある。また、細かい事実を自分なりに評価できているとそれも加点になる。
 具体的に考えていることをアピールする。対象物(被害額)や被害者(占有者、所有者)、共犯の成立する範囲などについて、具体的に(細かく)検討できれば高得点。
 特に事案の特殊性について適格に評価あてはめできれば高得点。
 MECEを使った事実分析や、緻密な論理展開(プロセスを飛躍させない、また、あえて、1ステップかませる)があると答案が光る。
 これってどうなの?という未知の論点(メイン以外)につき、自分なりに問題を提起し、論証をすると光る。ただ、積極ミスを引き起こすリスクがあるため、これをやるには基本の理解を徹底させなければならない。
 論理的一貫性や、前後の繋がりを意識した答案。全体像が見える答案。

(3)やってはいけない死因
・法律論についての積極ミス、基本知識や理解を疑われるような記述。不自然な事実認定。結論ミス。論理破綻→これらがあるとその配点部分はほとんど点数がつかない。
・途中答案、時間切れによる淡白な答案。→前述のごとく、構成要件要素の定義、規範、事実の評価に配点があるため、ここを省くと点数が来なくなる。

3、対策
①旧試レベルの論点抽出能力
②趣旨規範レベルの知識
③事実認定能力(合格に不可欠とまではいえない。出来れば上位)

・対策のイメージ図(上位答案目標)

ピクチャ 5

ミニマムは上記①②で十分。


第2、刑事訴訟法

1、出題傾向分析

ピクチャ 7
※追記;優秀なブレーンから調査結果が返ってきました。

うすうすは勘づいていたが…
百選と重判から出過ぎ!!!
刑訴は、趣旨規範ではなく、直接百選&重判を読むことにします!

ちなみに、百選と重判は、背表紙を裁断して(1冊100円くらいで業者がやってくれる)、穴をあけてルーズリーフに一元化しております。
また、裁断したあとはスキャンしてpdfファイルにしてPC(愛するMacBookAir)に取り込んで、いつでもどこでも見られるようにしております。
(作業は好きで、既に終わっているのに、ほとんど読んでいないという悲劇w)

2、配点分析
(1)法律論
・他科目よりも法律論への配点が高い。ここで積極ミスがあると評価が低くならざるを得ない。捜査のフレームや伝聞or非伝聞などを間違えると一気に点数が下がる。
 また、条文の文言が重視されている。明文がなければ、それも指摘すべき。文言解釈の姿勢が重要となる。また、原則修正パターンや、判例の規範が導かれる理由を趣旨・原則から簡潔に論じることが大事。
 とはいえ、コンパクトに論じる必要がある。基本の理解が伝わるコンパクトな論証を心がける。事案と関連性のない一般論は不要。
・憲法の条文や、令状主義などの大原則には触れるべき。
・論理の緻密性にも配点があると思われる。丁寧に論理を紡ぐこと。分かりやすい三段論法で書く方が良い。
・他科目に比べて配点が細かい。明らかに適法な職質なども条文の文言にからめて論じる必要がある。具体的には、文言、事実、評価をコンパクトに論じる。
 また、伝聞例外要件などは全ての要件にあてはめる必要がある。
・法律論で、基本的な理解を示すことが重要。試験委員は、当たり前の論点を「単に記憶」ではなく「理解」しているかを見たいのだと思う。
・必要性・緊急性ではなく、具体的な判例の規範を書いた方が点数が高い。
・下位規範をたてると点数up

(2)あてはめ
・しつこいくらい丁寧にやるべき。評価が大事。
・重要でなさそうな事実もうまく使えれば加点(無理は禁物)
・事実を分析的に捉えることが大事。MECE的な場合分け、分析。

(3)死因
 捜査のフレーム(条文ミス)、伝聞か非伝聞かを誤る(伝聞には答えがあるので注意)、伝聞例外の条文ミス。



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新司法試験論文過去問分析(商法)

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新司法試験論文過去問分析(商法)

1、出題傾向(論点)分析
ピクチャ 2

↑クリックすると拡大します。

・商法(会社法)は、他の科目と異なり旧試や択一との関連性は低い。
・会社法の百選が大事(とはいえ、必須とまでは言えない)

・結局、一番重要な勉強は、趣旨規範本レベルの論点について、素早く条文を引いて、解釈できる能力を身につけること。趣旨規範本を新司法試験六法を丁寧に引きながら読むのがベストと判断。


2、配点分析&対策
※過去の分析資料を家においてきてしまったため、不正確な点があれば、後で追記します。

・全科目の中で、もっとも論点抽出能力が重要となる科目。
 他科目に比ると、1つの論点について自分なりに突っ込んで考えることは重要視されない。
 それよりも、論点間の整合性や適切に事実資料条文を使いこなせているかの方が重要。
→設問間の配点はかなり厳格なのではないか。
配点に応じてパランスよく記述することが大事。
 もっとも、他論点型の問題(2010年)の場合には、周りも出来ていないので、メイン論点を2~3個落とすorミスっても十分合格答案になるので神経質になる必要は無い。

・条文が超大事。規則も重要。→そういった意味では択一の勉強は非常に重要となる。
・判例も重視される科目である。
・実務的な視点から考えることが要求されている。
・上位答案はポイントを捉えて、条文を丁寧かつ正確に挙げてコンパクトに論じている。
資料が添付されていたら必ず使うものだと思うべき。
・下位答案は、抽出できている論点の数が少ないor明確な誤りが多い。

対策は、趣旨規範レベルの論点を条文に引き付けてマスターしておくことが大事。
それと、時間不足にならないため、条文を引き慣れることも大事。

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ストイック論文模試~新司法試験「模試の受け方」1~

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来週の月曜日から、伊藤塾の新司法試験模試を受ける。

期末試験や新司法試験の過去問、ペースメーカー論文答練から見えてくる俺の論文弱点は、3つある。

①時間管理能力の欠如(途中答案や竜頭蛇尾答案)
②簡潔だが記述が薄く、三段論法が崩れて分かりにく箇所が多いこと
③知識(勉強時間)不足のため論述があいまいで、もやっとしていることだ。

事案分析は得意だ。論点抽出でミスることは少ない。誘導にも乗れる。あてはめでの事実評価は大得意だ(妄想に走りすぎるきらいはあるが…)。

新司法試験本番までに択一勉強と趣旨規範本を周して補充はするが、③知識不足はもうどうしようもない。特に、今回の模試では「今の知識で本番を迎えても受かる」という気概で挑むつもりだ。

とすると、問題は、①時間管理能力の欠如(途中答案や竜頭蛇尾答案)、②簡潔だが記述が薄く、三段論法が崩れて分かりにく箇所が多いことだ。

この2つの弱点の克服が、今回の模試でのテーマだ。

そこで、今回は温めてきた企画を実行に移すことにした。



ストイック論文模試」だ!

ストイック論文模試とは、「模試期間中に、さらに、自分でもたくさん論文書いちゃうぜ」というストイック極まりないスポ根マンガばりの企画だ。

かつて、伊藤塾講師である港講師が、「旧試択一対策として「1日に3年分(180問/11時間半相当)」を解くと択一脳ができる。」と言っていたのを、論文用に流用した物だ。

期待できる効果は、以下の通り。
①論文の書き方と時間感覚を体で覚えられる
②新司法試験のときに気力負け、体力負けしない
③疲れて頭や手が動かないときの感覚を知ることにより対策が立てられる
④部屋に積まれている答練を消化できる

ストイック論文模試のやり方は、以下の通りだ。
5日間で16通(新司法試験の約2倍の量)の論文を書く
なお、模試以外で書く選択科目は1.5通とカウントすることにする。3時間かかるからだ。

もっとも、俺は、法律は良く知らないが、自分が弱いことだけは良く知っている。途中で心か体が折れるおそれがあるのだ。
しかも、今回は節電の影響で模試期間中に学校が使えない可能性が高い。

そこで、ミニマムラインとして12通(新司法試験の1.5倍の量)を設定する。
最終日までに、これがクリアできなかった場合には、最終日の択一終了後に飲んベェの友人が飲みに行くのを横目で見つつも、達成するまで論文を書き続けることを誓う!

具体的なストイック計画は、これだ。
・期間:3/20(前日)~3/24(論文最終日)の5日間

・3/20:選択科目3通(PM答練選択)。最低1.5通。
・3/21;初日は7時間だから、この日は書かない。
・3/22:民事6時間だが、+1通書きたい(PM答練商法)
・3/23;中日、4通が目標(PM刑事)。学校がやってないと困難だな…。
・3/24;刑事4時間、+1通(+予備)。

・3/25;択一+予備。この日までにミニマムライン完了なら酒。
・3/26;休養

空き時間で、論文の書き方、時間管理のフィードバック(反省と対策)だけは絶対にやる!これをやらないとストイック論文答練の効果が半減してしまうからだ。

それ以外の時間は休む。余裕があれば、復習か、趣旨規範を読むか、択一勉強。

場所が問題だな。
試験会場の近くに良い感じのカフェ、ファミレスがあればそこ。なければ家だな。


実際、どこまで、心と体が持つか、楽しみだ。

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新司法試験論文過去問分析(民法)

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新司法試験論文過去問分析(民法)

1、出題傾向・出題論点分析

ピクチャ 1

旧試分析は、未だ途中である…。

だが、これだけでも、択一及び旧試の論点の把握が重要だということが分かるだろう。


2、配点分析

出題趣旨、ヒアリング、採点実感、上位答案、下位答案分析の結果、以下の配点傾向が分かった。

それは、上位答案も結構論点落としている。
下位答案でも結構論点拾えている。
という事実である。

すなわち、論点を拾えたかどうかよりも大事なsomethingが存在するのだ。
実際、ヒアリングでも「論点たくさん拾って全部薄い人より、論点落としててもイケテル論述がある人の方に高得点与えるよ」って言っている。
ヒアリングを読んだときは「うそ~ん」って思った。
だが、上位答案、下位答案分析の結果、奴らが述べていることは真実だと分かった。

では、具体的に、どう書けば良いか。
分析結果は以下の通り。

・要件事実的な思考を表すことが大事。ただ、無理して細かく要件事実的な分析をする必要はない。結局は要件事実的な思考を通して実体法の理解を伝えることが大事なのだ。
・もやっとしがち。しっかりとフレームを作ることが大事。
 →条文からのスタート、三段論法、原則→不都合性→修正。
・事実を拾って、丁寧に評価する。突っ込んだ論述が高評価を狙うポイント。悩みを見せることが大事。悩み部分から、原則に対する不都合性を指摘し、その修正の法的構成を考えようとする姿勢をみせる。
・事実が多いところに、試験委員が書いてほしい論点があることが多い。
・基本の正確な理解。そして、キーワードに逃げずに、その中身や具体的な事実に置ける関連性と合わせて記載する。
・問題の所在をしっかりと書く。所在→問題提起
・論理一貫性が大事。論理矛盾しがちな科目。
・時的因子に注意!!!→民事系は、日付がたくさん出て来たら、そこに着目する!


3、対策

(1)インプットについて
さほど重要ではない→必要以上に頑張らなくて良い。
というよりも、120点~180点くらいの人の知識レベルに対した差が無いように感じた。

・択一プロパー的な知識が出題されることも多い。
→しかも、民法の択一のコスパは高い。
 択一の勉強を頑張る!
民法のinputの極意は、択一の勉強だ!

・余裕があれば、旧試過去問(平成)

(2)アウトプット
これが、一番大事。
上記留意事項に注意して、書く訓練をすること。
そして、書いたら必ずフィードバックする。



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新司法試験論文 行政法出題分析

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新司法試験論文 行政法出題分析

新司法試験の出題傾向、今後出題されることが予測されるところは以下の通り。

まず、出題論点と択一の関係
処分性や原告適格など、択一でも頻出の論点については空欄にしてある。
論文で出題されている択一知識的な論点について、択一で過去に出題されている論点にはその出題年度、択一で過去に出題されていないものには「なし」と記載した。

ピクチャ 1

次に、重要出題論点のまとめと、まだ出題されていない論点
ピクチャ 2

コアカリキュラム、重要な個別法との関連性
・宅地開発事例(開発許可、建築基準)/06,09
・社会保障事例/08
・土地収用事例(事業認定、収用裁決)/なし
・出入国管理/07
・情報公開/なし
・住民訴訟/10

まとめ
・訴訟類型としては、不作為の違法確認、義務付けが怪しい。
・個別法としては、土地収用関連と情報公開が怪しい。
→これらは、事例研究などで対応できる。
・リスクヘッジとしては、新司法試験の択一を論文的に解くことが重要である。

よって、対策としては、事例研究と新司法試験の択一過去問をやるのが良い。

解答の際のポイント
・誘導に乗る。問に答える。
・訴訟類型は、必要なもののみ検討する。取消訴訟中心主義の観点を忘れずに!
・訴訟要件は、全部触れた方が良い(byヒアリング)
・個別法の解釈が重要。条文構造を把握。条文の趣旨をでっちあげる。
三段論法を使って書く。条文→趣旨→規範→あてはめ。
・大原則、基本から考えることが大事


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devilsadvocate(弁護士 若林 翔)

Author:devilsadvocate(弁護士 若林 翔)
・平成23年新司法試験不合格(2300位)
・平成24年司法試験でリベンジできていることを願っていた
・同年司法試験合格
・66期司法修習生
・弁護士(東京都新宿区)
・選択科目は国際私法
・慶應LS(既習)卒業(2011年)

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