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平成24年司法試験再現答案【憲法】

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案の定、この時期ブログのネタ不足がやってきた。
そこで、ちょいちょい再現答案をUPしていこうと思う♫

再現答案は、全科目試験後1週間以内に作成したため、再現率は高い方だと思う。
括弧書きは再現答案作成時の感想。

平成24年司法試験再現答案【憲法】

第1、設問1
1、B村のA寺への助成は憲法20条1項、3項、89条前段に違反する「違法な公金支出」(地方自治法242条)にあたるとして、住民監査請求(同法242条)、住民訴訟(同法242条の2)を提起する。
2、まず、本件助成の全体が、政教分離原則(憲法20条1項、3項、89条前段)に違反すると主張する。
(1) 政教分離原則は、わが国が戦前、国家が宗教を利用して戦争を起こしたという歴史を省みて規定された原則である。少数者の信教の自由を確保するため、国家の宗教的中立性を確保する趣旨の規定である。
 それゆえ、国家や公権力と宗教との関わりは、分離されるのが原則であり、かかわり合いが許されるのは例外的な場合に限られ、限定的に解釈すべきである。
 具体的には、公権力の行為の目的が宗教的意義を有することなく、かつ、その手段が宗教を援助、助長し、他の宗教に対する圧迫干渉にならない場合に限り許容されると解する。
(2) ア、A寺はC宗の末宗であり、その本堂は、江戸時代の一般的な寺院の建築様式で立てられており、そこには観音菩薩像が祀られており、宗教的な儀式も行われているのであるから、A寺に対する本件助成の目的は宗教的意義を意義を有する。
イ、また、その手段はA寺、C宗に対する援助、助長となる。そして、A寺は、C宗の規則に従い、C宗の典礼方式で埋葬等を行うことに同意しないものに対してはA寺の墓地の埋葬を認めていないのであるから、Dのように他の宗教を信仰するものがこの同意をしない場合にはA寺の墓地を利用することはできない。そのようなA寺に対する助成は、Dのような他の少数宗教を信仰する者に対する圧迫・干渉といえる。
(3)よって、本件助成は政教分離原則に違反する「違法な公金支出」といえる。
3、仮に、本件公金支出全体が政教分離原則に違反しないとしても、住職の住居である庫裏再建のための助成については、少なくとも政教分離原則に違反する。庫裏は住職の住居であって、本堂とは異なり公共的な存在ではなく、支出の必要性が無いからである。
4、さらに、A寺は「正当な理由」(墓地埋葬等に関する法律13条)なくDの埋葬要求を拒否しているため、このような違法な団体に対する助成は「違法な公金支出」にあたると主張する。
 「正当な理由」の解釈にあたっては、国民の宗教的感情(同法1条)を考慮する必要があり、少数者の信教の自由の重要性を考慮して解釈すべきである。また、当該村に他に大きな墓地がないような状況下においては、公衆衛生等(同法1条)を保護するため、「正当な理由」の有無は厳格に介すべきである。具体的には、敷地面積の不測等、物理的に埋葬ができない場合に限って「正当な理由」があると解すべきである。
 本件では、かかる物理的に埋葬ができない場合とはいえず、「正当な理由」はない。
 それゆえ、A寺による埋葬許否は憲法20条1項に違反し、違憲・違法である。したがって、A寺への助成は「違法な公金支出」にあたる。

第2、設問2
1、全体の助成が政教分離原則に違反するか
(1)まず、被告側からは、A寺のように明らかな宗教団体に対する公金の支出については、目的効果基準は妥当しないとの反論が想定される。
 そこで、以下検討する。そもそも、政教分離原則は少数者の信教の自由を保護するために公権力の宗教的中立性を要求するものである。もっとも、公権力と宗教とのかかわり合いは、ある程度は承認せざるをえない。それゆえ、いかなる程度のかかわり合いが重要であるかを個別具体的事情に照らして検討すべきであって、目的と効果の観点のみから判断すべきではない。
 近年の判例も、神社という明らかな宗教団体との関わりがある事案において、目的効果基準を採用していない。  そこで、当該団体の性質、構成員の性質や活動内容、さらには助成の必要性等を総合考慮し、公権力と宗教とのかかわり合いが、公権力の宗教的中立性という観点から相当といえるか否かによって政教分離原則違反の有無を判断する。
 本件では、A寺本堂は原告が主張するように、寺院の建築様式で建築されており、宗教儀式を行うなどの宗教的な性質を有してはいる。しかし、B村の全世帯約300世帯のうち約200世帯はA寺の檀家となっており、檀家でない村民の多くもA寺の行事に参加していることから、A寺は村民の交流の場としての役割を果たしているといえる。また、A寺は村民の相談を受け付けており、檀家でない村民も相談に訪れており、A寺が村民の心のよりどころとなっているといえる。さらに、その墓地は、B村では唯一の大きな墓地であるため、村民にとって、先祖の供養という人倫の大本といえる行為の場となっている。そうだとすれば、A寺はB村にとって必要不可欠な公共的な存在であって、世俗的な役割を担っているといえる。
 他方、A寺は、その施設が火災で全焼してしまったにもかかわらず、火災保険に入っておらず、また、檀家が多く務める会社も火災で全焼してしまったため、檀家からの寄付による再建を図ることも困難な状況にある。そうだとすれば、前述したA寺がB村に必要不可欠な公共的な存在であることも合わせ考えると、A寺に対する助成をする必要性が高い。
 また、もっとも宗教的性質が強い本堂に対する助成は他の助成と異なり必要な費用の4分の1に過ぎない。
 よって、本件助成は公権力の宗教的中立性という観点から相当といえる。
(2)以上より、本件助成全体は政教分離原則違反に反せず、「違法な公金支出」にはあたらない。
(規範とかその場ででっちあげたから再現とはちょっと違うかも…。本番はこんなに問題提起と結論の対応ができていなかった気がする。)
2、次に、庫裏についてみると、A寺が前述した交流の場、公共的な存在としての役割を果たすためには、A寺を管理する住職の存在が必要であるから、庫裏に対する助成も必要性があり、政教分離原則に違反しない。
3(1)被告側からは、信教の自由も他の人権との間での調整が必要であり、本件ではA寺の信教の自由との関係で制約されるべきであるとの反論がそう適される。
(2)そこで、検討するに、確かに、A寺の信教の自由へも配慮すべきであるし、また、B村にはA寺の他にも数基のお墓がある墓地はがあることからすれば、原告主張の厳格な解釈は妥当しないとも思える。
 しかし、前述のごとく、A寺は公共的な存在としてB村にとって必要不可欠な役割を果たしていることからすれば、その墓地において、C宗の典礼方式に対する同意を埋葬の要件とすべきではない。
 よって、原告主張が妥当であり、A寺の埋葬許否は「正当な理由」にあたらず、本件助成は「違法な公金支出」にあたる。
(「正当な理由」はなんかぐちゃぐちゃ書いてしまった。本番はもっとぐちゃっていたと思う)
以上(2750字)


憲法基本判例を読み直す (法学教室ライブラリィ)




【平成24年司法試験】初日の感想(再現答案構成公法)
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墓地埋葬法のところよくかけてますね。

>とおりすがりさん

ありがとうございます♫
墓地埋葬法のところは、政教分離フレームの中で書いた方が良かったかな〜と思ってますが、どうですか??

そうですね。政教分離の中でかけた方がいいかもしれませんが、全く書いていない人も多いですし、政教分離の中で使ってほしそうだけど、使い方がわからなかった人も多かったので、コンサルさんみたいな書き方でも十分だったのではないかとおもいます。
ブロガーでも政教分離の中で書いてる人ほとんどいませんでしたし。
主戦場は、社会通念に照らして相当な限度をこえるかかわり合いがあったかどうかを問題文の事情をつかってしっかりかけるかどうかだと思います。

>とおりすがりさん

> そうですね。政教分離の中でかけた方がいいかもしれませんが、全く書いていない人も多いですし、政教分離の中で使ってほしそうだけど、使い方がわからなかった人も多かったので、コンサルさんみたいな書き方でも十分だったのではないかとおもいます。

なるほど!
私も周りの出来が気になるところです…
これで十分ならありがたいです♫


> 主戦場は、社会通念に照らして相当な限度をこえるかかわり合いがあったかどうかを問題文の事情をつかってしっかりかけるかどうかだと思います。

同感です!
問題文の事情を自分なりに評価できるかが、大切なポイントでしょうね。
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プロフィール

devilsadvocate(弁護士 若林 翔)

Author:devilsadvocate(弁護士 若林 翔)
・平成23年新司法試験不合格(2300位)
・平成24年司法試験でリベンジできていることを願っていた
・同年司法試験合格
・66期司法修習生
・弁護士(東京都新宿区)
・選択科目は国際私法
・慶應LS(既習)卒業(2011年)

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