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2011伊藤塾模試会社法~コメントへの返信~

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コメントありがとうございます。

非公開コメントを下さった方の質問は、
伊藤塾模試の会社法設問2の取締役の責任追及についてです。

利益相反直接取引で任務懈怠が推定され、損害賠償請求ができる。
そのため、取締役会決議の瑕疵(無効)による法令違反の任務懈怠責任を追求するのは過剰主張ではないかと考えるが、どうでしょう。というご趣旨の質問です。


私が、デキル友人達に聞いて達した結論を以下、記載します。

1、まず、理屈的な話についての私の考えを説明します。
本件で問題となりうるのは以下の3つの任務懈怠責任。

①利益相反で推定(423条3項1号)される善管注意義務違反
②利益相反で必要とされる取締役会決議の無効に基づく法令(365条1項・356条1項2号)違反
③重要財産譲受けの取締役会決議の無効に基づく法令(362条1項1号)違反

そして、①と②③では訴訟物が異なります。
すなわち、
①は、売買価格と適正価格の差額が損害となります。
他方、②③では、取締役会決議を経ていないとして、取引が無効となるため、会社が取締役に追求する請求は、不当利得返還請求としての売買代金返還請求権です。
どうやら、847条に基づく責任追及に不当利得返還請求権が含まれるかについては争いがあるそうです(伝聞)。

よって、理屈的には過剰主張ではないということになります。

もっとも、会社が得られるのは、
①では、目的物(12億)と差額金(6億)で、
②③では、売買代金(18億)なので、

結局、②③を別個に主張する実益はありません。
しかし、訴訟において、どれが勝てるのかは分からないため、並行的に主張するのでしょう。

とはいえ、本件では利益相反にあたることは明らかなので、③を②と分けて主張する実益はありません。
そのため、③に、②とは別に配点がふってあるのは、おかしいと思います。


よって、①と②を答案に書くというのがベストだということになります。


2、次に、試験対策としての考えを説明致します。

予備校の模試では、使用する実益のない事実が多く盛り込まれています。
しかし、新司法試験においては、ほぼ全ての事実に何らかのメッセージが込められております。

そうすると、問題文から試験委員のメッセージを読み取って、答案構成を考える必要があります。

この視点で見るならば、仮に、伊藤塾模試の今回の問題が新司法試験問題だとしたならば、取締役会決議の瑕疵がメイン論点となります。

よって、「②は絶対に書こう!」ということになります。

しかし、今回の問題ではなぞに設問2の配点が低いです。

そして、利益相反の善管注意義務違反は、あてはめに使う事実もないし、利益相反であることは明らかです。
そこで、「①は、あっさり認定しよう!」ということになります。

以上より、試験対策的なベストは、

まず、①をあっさり認定。
次に、「任務懈怠推定を覆す事情が抗弁として提出されることが予想される。そこで、予備的に…」などのつなぎの言葉をかませる。
そして、②をしっかり論じる。

これだと思います。


それと、私の友人達には、
「設問2は配点低いし、利益相反が見え見えだから、取締役決議の瑕疵の話は書いていない。」
という人がいましたので、
「予備校問題だから」と割り切って考えるのが良いと思います。

①予備校模試は、新司法試験ならどう書くか
②新司法試験なら点数がつくか
③自分の課題をクリアできたか

ということが大事だとおもいます。

復習もそんな観点からしたら良いと思います。


ちなみに、上記見解は、友人から聞いた伝聞と私の考えであり、特に調べたりもしていないので、間違えがある可能性があります。
その点は、注意して下さい。
それと、間違いを見つけたら、教えてくれると嬉しいです♫



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 お忙しい中、ご丁寧にありがとうございます。

 2以下は仰るとおりですね。新司法試験の方がコントロールの良いピッチャーというか、投げたボールはほとんどストライクになるという。模試だとボールをストライクとされるときがありますよね。

 ②③については仰る通り不当利得返還請求を847に含めるのは少し苦しいので、結局法令違反=忠実義務違反=任務懈怠となります。そうだとしても、任務懈怠の内容が法令違反(取締役決議無効)と善管注意義務違反(直接取引)とで異なるので、過剰主張いわゆるa+bにはならないことになりますね。

 あと、、「任務懈怠推定を覆す事情が抗弁として提出されることが予想される。そこで、予備的に…」ですが、直接取引をしたY1にこの種の抗弁の提出が認められますかね。この種の抗弁は、利益相反の悪性を超えるメリットのある取引といった、経営判断原則のような内容になるかと思うのですが、428条に抵触してしまうかと思います。

 この時期なので、ほどほどにした方が良いかとは思いますが、一応気がついたことを書いてみました。

 これにて失礼します。

返信ありがとうございます

気がついた点を指摘していただけて、嬉しいです。

>抗弁は、利益相反の悪性を超えるメリットのある取引といった、経営判断原則のような内容になる

なるほど。その通りですね!
しかも、その抗弁事実は、著しく不合理な判断であることの評価障害事実になり、その内容は過失の評価障害事実と重なる。
とすれば、無過失責任を規定した428条に抵触する。

もっとも、合否には関係ないレベルの話なので、頭の体操と思っておけば良さそうですね。
試験対策としては、ぼかして書くことにします。

有益なご指摘、ありがとうございました。
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プロフィール

devilsadvocate(弁護士 若林 翔)

Author:devilsadvocate(弁護士 若林 翔)
・平成23年新司法試験不合格(2300位)
・平成24年司法試験でリベンジできていることを願っていた
・同年司法試験合格
・66期司法修習生
・弁護士(東京都新宿区)
・選択科目は国際私法
・慶應LS(既習)卒業(2011年)

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